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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2023年5月

2023年5月下旬号 No.492

“ 大津市民はパンとコーヒーが好き! ”

天気にも恵まれたゴールデンウィークも終わりました。新型コロナは5類に移行され、マスクをしないで外出されている方が多く見かけるようになりました。
病院などではまだまだマスクの着用が求められますが、これから暑くなってくるとマスク無しの方が増えるのではないかと思います。

お天気も良くなって来て外出の機会も増えそうです。 暑くなるとやはり冷たい飲み物がいいですね!水出しアイスコーヒーは簡単なのにすっきりした味で、冷蔵庫にいつも置いて置きたいアイテムです。

ところで、今年2月に総務省が発表した2022年の家計調査で、滋賀県大津市が、パンとコーヒーの支出額ランキングで全国の県庁所在地と政令都市の中で1位になったそうです。

No.486で岐阜市が喫茶代金の支出で3年連続日本一になったことをお伝えしましたが、大津市がパンとコーヒーを購入する金額で2022年第1位になりました。

パンの支出額は、2021年は京都市が1位でしたが、2022年は大津市が年間支出額39,992円で1位になりました。 大津市は2017〜2019年において、パンの支出は全国で3位、4位とやはり上位にありました。 コーヒーに関しては9,845円の支出で、同じく2017〜2019年では1位、3位とトップクラス。大津市民はパンとコーヒー好きという事になるようです。

ちなみにコーヒーの支出が2位は同じく京都市で、3位は仙台市、4位は福島市、5位は相模原市とのこと。 地域別にみると、以下のような結果です。

北海道 8,108円
東北 7,293円
関東 7,746円
北陸 7,819円
東海 7,361円
近畿 7,847円
中国 7,559円
四国 6,480円
九州 6,321円
沖縄 6,032円

北海道や北陸が多いのはやはり気温の問題があるのでしょうか。また近畿が多いのは常に1位、2位の京都市や大津市が含まれているからかもしれません。

東海地方が思いの外少ないのは自宅でコーヒーを飲むより、モーニング文化のある喫茶店での支出が多いためなのではないでしょうか。

大津市がパンもコーヒーも1位なのは、なぜなのでしょうか。
背景には若い世代は京都や大阪へ仕事に行く方も多く、大都市圏のベットタウン的な役割を持ち、朝食はパンとコーヒーという世代が多いのではと見られています。 働き盛りの世代が多い事の影響か、新規開店するパン屋さんも多いらしく2019年が127店だったのが今年2月では132店に増えているそうです。

コーヒー豆の製造・加工をする店も昨年は13店だったのが今年2月末では27店と倍増しています。それだけパン・コーヒーが大好きな市民なのかもしれません。

世間では様々な事情により食品のさらなる値上げが報道されていますが、コーヒーも値上げが行われています。
でも1杯のコーヒーは気分をリラックスさせ、次への活力の基になります。美味しいコーヒーを飲んで仕事に勉強に頑張りましょう!!

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2023年5月上旬号 No.491

“ 4月20日はコーヒー牛乳の日でした。 ”

GWでお出掛け中の方も多いのではないでしょうか?
新型コロナウィルス感染症法上の位置付けを5月8日に5類へ移行することが正式決定されました。 入国制限も解除され海外旅行へも行きやすくなりました。海外でなくても遠出をする方が多いのではと思います。

今年は暖かくなる日が早く、桜を始め多くの植物の見頃が10日ほど前倒しされています。 例年5月中旬に盛りを迎えるバラや藤など、さまざまな花がGWに見頃を迎えそうです。

鉄道旅行の楽しみと言えば、駅弁。
“コーヒー牛乳”の始まりは、なんと駅弁と一緒に売られていたのだそうです。
実は4月20日は「コーヒー牛乳の日」だったのをご存じでしたか?

神奈川県平塚の守山乳業が初めて牛乳とコーヒーを合わせ、砂糖を入れた飲み物を製造し、販売した4月20日を記念して制定されました。

同社の資料によると、当時ハワイ在住だったMCフーズの住田氏が東京の取引き先にコーヒーを売り込みに行った時、偶然守山乳業の社長さんも同席しており、 その時、住田社長から「苦いコーヒーにクリームを入れて飲むこともある」という話を聞いたところからはじまります。

その後、守山乳業さんは試作を繰り返し、美味しいコーヒー牛乳を作ることに成功します。しかし、せっかくおいしいコーヒー牛乳ができても、 牛乳なので日持ちがしないのため、大量に販売出来ないという悩みがでてきました。
守山社長が医者をしている弟に相談したところ、煮沸消毒した瓶に詰めるという方法を考案され悩みは解決されます。

駅弁を扱っている東華軒にコーヒー牛乳を一緒に売ってもらうよう依頼したところ、上等な弁当と引けを取らない高額の飲み物であるにもかかわらず、 大変な人気となり、関東一円の駅で売られるようになったそうです。

1950年代後半になると大手メーカーが参入し、冷蔵庫の普及もあり、売り上げは減少していったそうです。

その後、1964年東京都から銭湯での正式な牛乳販売が認められ、おそらくそれ以来、銭湯でのコーヒー牛乳がよく知られるようになったのではと、言われています。

ただ、コーヒー牛乳と言えば瓶入りのイメージが強いですが、現在は紙パックや缶コーヒー、ペットボトルが大半で、瓶入りはほとんど見かけなくなりました。
三重県伊勢市の山村乳業が瓶入りで販売しており、2023年アメリカの学術誌で、牛乳を様々なパッケージに入れて実験した結果、 ガラス製の瓶が風味と鮮度の質を基も高く保つことができたという結果を発表しています。

暑くなってくるとアイスコーヒーが美味しくなります。
この夏は、水出しコーヒーのカフェオレはいかがでしょうか?スッキリとまろやかな味わいのカフェオレが楽しめますよ。

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