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長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2023年3月

2023年3月下旬号 No.488

“ マジックコーヒー、日本でも流行る? ”

今週からマスクの着用が個人の判断となりました。 月末に向けて、WBC、大相撲、甲子園、プロ野球とスポーツ盛りだくさんです。 マスクなしでの声援がOKとなり、益々盛り上がることでしょう。

ただ、しばらくは高齢者施設や病院、混雑した交通機関の利用時などでは、まだマスクは必要とのこと。 徐々に以前の生活に戻りつつあるようで、桜の開花の待たれる春に嬉しいニュースです。

暖かくなし、外出は今まで以上に気軽になると思います。馴染みの喫茶店にご無沙汰している方は、是非、お出かけください。 以前と変わらない笑顔、おいしいコーヒーであなたを迎えてくれるはずです。

さて、今回は前日、WBCで侍ジャパンと対戦したオーストラリア発のコーヒーの話題です。 オーストラリアで人気の「マジックコーヒー」がイギリスでも販売されるとのニュースがありました。

「マジックコーヒー」、なんだか怪しげなネーミング。一体どんなコーヒー?と疑問ですが、使用するコーヒー豆の量と抽出に使う水、ミルクの量に違いがあるようです。
マジックコーヒーはダブルリストレットショットとスチームミルクから作られ、180mlのグラスまたはカップで提供されます。

リストレットとは、エスプレッソと同じ量のコーヒー豆を使用しますが、水の量は半分というのも。 エスプレッソはコーヒー豆9gでお湯の量30mlが一般的ですが、リストレットはコーヒー豆9gに対して、お湯の量を15ml〜20mlに減らします。 水が少ない分、濃縮された風味になり、抽出時間が短いため苦味が少ないと言われています。

マジックコーヒーはリストレット30mlに150mlのスチームミルクを入れて作られます。

・マジックコーヒー:リストレット30ml+スチームミルク150ml
・カフェ・ラテ:エスプレッソ60ml+ホットミルク300ml

お馴染みのカフェ・ラテとコーヒーとミルクの比率(コーヒー:ミルク=1:5)は同じです。 しかし、リストレットはエスプレッソではコーヒー豆の量はおなじでも水の量が半分なので、コーヒーの濃さが2倍になります。

・マジックコーヒー比率:コーヒー豆:水:ミルク=3:5:25
・カフェ・ラテ比率:コーヒー豆:水:ミルク=3:10:30

リストレットの酸味や甘さが強調されたコーヒー感とスチームミルクのなめらかな飲み心地。この割合が「マジック」と名付けられた所以だとか。
ドリップコーヒーが主流の日本でも、いつかマジックコーヒーが人気になるのかもしれません。

このような、特殊なコーヒーはご家庭ではなかなか味わえませんね。
春の陽気に誘われて喫茶店・カフェに行きましょう!

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2023年3月上旬号 No.487

“ 朝のコーヒーは何時が効果的? ”

「春眠暁を覚えず」、春は何となく眠いと感じる方は多いのではないでしょうか。 この言葉は中国の詩人「孟浩然」という人の五言絶句にあります。
正しい意味は「春は気候がよく、眠り心地が良いので、朝が来たことに気づかず、つい寝過ごしてしまう」という事だそうです。

冬の寒かった眠りから目覚め、これからの暖かな季節に活動を開始するという時に、寝過ごしていては大変ですよね。新学期早々、新入社早々などに遅刻してしまったら大変です。

そんな時には「眠気覚ましにコーヒーを1杯」と言いたいところですが、朝のコーヒーの正しい飲み方を「働くあなたの快眠地図」で角谷リョウ氏が説明しています。

人は目覚めるとコルチゾールが分泌されます。コルチゾールとは、ストレスに対抗したり、体内でエネルギーを作りだすホルモンです。
これから一日頑張るぞー!ということですね。

コルチゾールの分泌は1時間くらいかけて上昇し、ピーク後徐々に下降していきます。こうして頭も体も目覚め、仕事モードに入れるわけです。
しかしながら、目覚め直後にコーヒーを飲むと、カフェインの覚醒作用に頼って目覚めモードになり、自発的にコルチゾールが分泌されにくくなってしまうのだそうです。
つまりは、朝起きてすぐにコーヒーを飲むのではなく、1時間くらい経ってコルチゾールの分泌が低下し始めた頃が最適とのこと。

皆さんは目覚めからどのくらい経って食事を摂りますか。早めに起きて散歩したり、朝食の時間までに1時間ほどある方は、この時にコーヒーを飲むと効果的にやる気モードに入れます。
起きてから1時間もなく、着替えて慌てて電車に飛び乗るなんて方は職場に到着してから、コーヒーを飲むのが良いかも知れません。

このようにコーヒーを飲む時間を意識することで、健康への効果も変わってきます。

また、角谷リュウ氏は1日コーヒー4杯までは、健康に有効とのことを述べています。

生活に役立つコーヒーの飲み方として、午後は昼食後に眠くなる2〜4時頃までが効果的と述べています。 ただし、夕方以降はカフェインの効果が6〜8時間続くので眠れなくなる心配もある方は、控えるかカフェインレスがいいでしょう。

コーヒーを効果的に飲むことは、新年度をよい状態でスタートするという事に役立ちそうです。

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