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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2022年3月

2022年3月下旬号 No.464

“ 自家製コーヒーリキュールに挑戦! ”

三寒四温のこの頃、日に日に寒さも和らいできました。
先週、日本気象協会より今年の桜の花の開花予想が発表されました。今年の開花は、全国的に平年並みからやや早いようです。
当地域、名古屋では23日に開花、3月下旬から4月上旬にかけて満開になるようです。

暖かくなり、気持ちもウキウキしたいところですが、ウクライナの皆さんのことを思うと、そんな気分にはなれません。早く落ち着くことを祈るばかりです。

新型コロナも2月中旬をピークに徐々に落ち着いてきました。
しかしながら、主要都府県等で「まん延防止等重点措置」が3月21日まで延長されることを受け、今年のお花見も、酒類をともなう宴会、飲食の自粛が要請されそうです。

さて、巣籠によりご自宅での趣味が増える方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「自家製のコーヒーリキュール」のご紹介です。牛乳を混ぜた「カルーアミルク」は、甘くて飲みやすく大人の女性にも人気のカクテルです。
【材料】
・コーヒー(豆の状態で):100g
・グラニュー糖:200g
・ホワイトリカー(35度):750ml

【方法】
1.広口の密閉できる瓶を用意します。
(熱湯を入れて消毒し、よく乾かしておきます。)
2.コーヒー豆とグラニュー糖を入れます。
3.上から静かにホワイトリカーを注ぎ入れます。
4.蓋をして常温の日の当たらないところに置きます。

・初めのうちコーヒー豆は上に浮いていますが、だんだん下に沈んできます。
・1日ほどたつと少し色が出てきます。
・時々瓶を揺らして、砂糖を溶かします。
・1月ほど経ってしっかり色が出てきたらコーヒー豆を取り除き、その後3か月ほど寝かせます。

おいしいコーヒーリキュールの出来上がりです。
今から仕込むと夏には美味しいコーヒーリキュールが楽しめます。

コーヒー豆は香り高い美味しいものを使いましょう!
美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!

2022年3月上旬号 No.463

“ 抽出後のコーヒーかすの上手な乾燥方法! ”

先週末から日中は少しずつ暖かくなってきました。
カフェの店頭には桜を使ったディスプレーやメニューが登場し、いよいよ春の到来を感じさせます。

昨今、地球温暖化対策が叫ばれていますが、将来、日本から春あるいは四季がなくなってしまったらと心配になります。
生活習慣が一変するのはもちろん、私たちの先祖代々が築いてきた日本文化も全く異なるものになってしまうでしょう。

コーヒー生産国では既にコーヒー生産へ様々な影響がはじまっています。
いつまでも、おいしいコーヒーを飲み続けるためには、生産者も消費者もお互い持続可能な取り組みに努力しなければならないと思います。

Think globally, Act locally.(地球規模で考え、身近なところから行動せよ)という言葉があります。

小さなことですが、コーヒーを抽出した後の「コーヒーかす」を無駄にしないことも立派な環境への取り組みだと思います。

自宅でできる一番簡単な「コーヒーかす」の再利用法は「消臭剤」です。
「コーヒーかす」には優れた消臭効果があるため、トイレや靴箱での「消臭剤」として活躍することはよく知られています。

ただ、消臭剤として利用するためには、まず湿ったコーヒーかすを“乾燥”させる必要があります。この“乾燥”が意外と大変なのです。

そこで今回は「抽出したコーヒーかすを上手く乾燥させる方法」のご紹介です。

【用意するもの】
(新聞折り込みで入っている)A3サイズのチラシ1枚

【方法】
1.A3チラシの短い辺が横なるように置きます。(上下が長く、左右が短い縦長の長方形)
2.下から上に重ねるように折り、中心線を作ります。
3.重ねた下の部分を元に戻し、改めて中心線まで下の部分を折ります。
4.全体を裏返します。次に右側へ90度回転させ、縦横を変えます。
5.同じように下の部分を上に重ねて折り、中心線を作ります。
6.重ねた下の部分元に戻し、改めて中心線まで下の部分を折ります。
7.上の部分同じように、中心線まで折ります。
8.重なりが少ない方を中心部まで重なりの多い方に折り曲げます。
9.折り曲げた中心部分にできたポケットを広げます。

これで、ペーパードリップで使用したペーパーとコーヒーかすがすっぽり入る容器の完成です。
容器は自立しているため、そのまま置いても倒れませんし、内部が上げ底になるので、下に接触して置いた場所を汚すこともありません。

これを冷蔵庫に入れて乾燥させます。
乾燥する間に庫内の食品の匂いを吸収してくれます。
すっかり乾燥するのに1週間ほどかかります。

できあがった乾燥コーヒーかすは小さな容器に入れて靴箱に入れたり、食器棚に置いて使えます。
消臭の機能は2週間ほどです。そのまま捨てずにもうひと働きしてもらってから廃棄してください。
美味しいコーヒーを飲んで、エコにも協力しましょう。

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