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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2016年 3月

2016年3月下旬号 No.320

“ 改めて注目バターコーヒーダイエット ”

3月も半ばに入りそろそろ桜の開花予想も本格的になってきました。 この時期は一雨ごとに春が近づいてきます。
装うものも少し薄手になり、厚手のコートで隠されていた体型も ちょっと気になり始めるころかと思います。
ダイエットを考えている方もいらっしゃることでしょう。

そんな中で、最近再び注目されているのが 「バターコーヒーダイエット」です。

このことについては2014年10月15日に発行したNo.286 で一度お話しましたが、“防弾コーヒー“ 別名 Bulletproof Coffee  についてです。

その時の記事をコピーしますと


“これはコーヒーにバターを入れて飲み、ダイエットの役立てるとの事。 朝、コーヒーを飲む時にバターを小さじ1〜2杯入れて飲むと効果が あるそうで、36kgも減量した人がいるそうです。

但し、使うバターが問題でグラスフェッドバターという亜麻仁油や オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸の含まれているバターを使う という点。

このバターはトウモロコシや麦などの穀物のえさではなく、 牧草のみの飼料で育てられた乳牛のミルクから作られたバターで、 一般的なバターが飽和脂肪酸を含んでいて健康に問題ありと 言われているものとは別物で、不飽和脂肪酸が豊富に含まれている そうです。

味の方はもともとコーヒーにホイップクリームやフレッシュクリーム を入れて飲むこともあるので、気にならないし、コクも追加され、 まろやかな感じになるそうです。

朝、このバター入りコーヒーを飲むことによって、エネルギーが チャージされ、脳も活性化し、腹もちもよいとか。”


ということでしたが、最近になってダイヤモンド社から発行されている デイウ”・アスプリー氏の「シリコンバレー式 自分を変える最強の 食事」という本が発売されるとにわかに注目されてきたそうです。

彼は150kgもの体重があり、色々なダイエットを自身の体で 試みた結果効果があったと「完全無欠ダイエット」の中で紹介している のがこのバターコーヒーということなのだそうです。

日本ではこのグラスフェッドバターがなかなか入手できないので 試すのは難しそうですが、ネットでは入手できるそうです。

また、このバターが入手できなくてもココナッツミルクとココナッツ オイルで代用できそうとのこと。

コーヒーはポリフェノールをたくさん含んでおり、脂肪を燃焼するのを 助ける効果や、筋肉を増加させる働きもあるので、より効果的なのかも。

ただし、ダイエットに失敗しないコツとして、 コーヒー1杯にこのグラスフェッドバター大匙1、ココナッツオイル 大匙半分をミキサーやバーミックスなどでよく撹拌することだそうです。

撹拌が十分でないと脂っぽい感じがしたり、効果が得られなかったり といったことがあるそうです。
さっそく試してみた人の中には効果があったと報告する人もいるようで 試してみる価値はあるかもしれません。
例のコーヒーを下腹部に注入するダイエットよりよほどよさそうです。

お味のほうですが、もともと脂肪分の入ったミルクを入れてコーヒーを 飲むことを考えれば同じような感じですから、特に違和感はないそうです。

ダイエットを考えている方は一度試してみる価値があるかもしれません。

でも、やはりダイエットではなく、純粋においしいコーヒーを 楽しみたいですよね。

そんな方は是非こちらをご覧ください!!

2016年3月上旬号 No.319

“ コーヒーの味を定義する共通言語が更新されました ”

今年の春の訪れは早いようで、梅の花も例年より早めに開花したそうです。この分ですと桜も早いかもしれませんね。
このところ4月のような気温になる日もあるので、寒暖の差が大きく風邪をひきがちです。
どうぞ帰宅したらうがい、手洗いを忘れずになさってください。

さて、コーヒーの苦み、甘み、酸味などのコーヒーの味や香りを定義する「アメリカ スペシャリティー コーヒー協会(SCAA)」が発行している七色の円盤のような「コーヒーチャート」が20年ぶりに更新されました。

このコーヒーチャートは生産農家も、バリスタもコーヒーの風味を表現するための共通の指針になるものです。
コーヒーはワインと同じく、味や香りの表現の仕方が複雑でコーヒーの特徴などを伝えるためには共通の取り決めが必要です。

そのため、SCAAでは(コーヒーテイスターズ・フレーバーホイール)を発行して共通の言語としてきました。

SCAAではワールドコーヒーリサーチの協力を得て20年ぶりにこのチャートの内容を更新しました。
ワールドコーヒーリサーチはカンザス州立大学と共同で新たにコーヒー分類用語集を作成し、より多くの人にコーヒーの個々の特徴や品質を伝えやすく、理解しやすいものにしたとのことです。

カンザス州立大学の感覚分析センターでは全ての食べ物や飲み物に適応できるようなフレーバーの基準を開発していて、この用語に沿って表現することで、客観的な判断が可能になるそうです。

今までの七色のホイールをよりその色と用語を視覚的に適応させるようロンドンのデザインスタジオ「One Darnley Road]に依頼し、コーヒーのそれぞれが持つ風味を表現するのにイメージがその風味により近く感じられるような色合いを慎重に選び、大変な労力を要して完成させたそうです。

この新しい用語集とチャートによってコーヒーの風味に関する表現がより良いものになることが期待されます

こうして、コーヒーの味覚香りの表現が更新されることにより生産農家の品質の表現と購入する業者との間が狭まり、よりよいコーヒーの生産に繋がるといいですね。

そして、もちろん最終的には人間の味覚テストで品質が決定されます。
コーヒーメールのコーヒーはこの味覚テストに合格した高品質のコーヒーのみを扱っています。

是非こちらからお気に入りのコーヒーをお求めください。