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コーヒーの達人への道

2026年2月下旬号 No.558

“ コーヒーで認知症のリスクを低減 ”

昨日はバレンタインデーでしたね。前回も書きましたが、チョコレートの価格は、原料であるカカオ豆の高騰の影響を受け、大きく上昇しています。 以前のように気軽に購入できる商品ではなくなってしまいました。

ヨーロッパではチョコレートは日常的に親しまれていますが、日本では毎日食べる習慣がある方はそれほど多くないように感じます。 バレンタインのこの時期だけ、特別にチョコレートにお金をかける方が増えるのかもしれません。

さて、先日発表された総務省の家計調査によると、政令指定都市の「喫茶代」の年間支出ランキングが明らかになりました。 昨年1年間の1世帯当たりの喫茶代は、名古屋市が20,276円で全国1位。2位は東京23区で18,823円、3位は岐阜市で15,355円でした。1位と2位の差は約1,400円ですが、2位と3位の差は約3,500円と、やや開きがあります。

コーヒー(飲み物)代だけで、トーストやゆで卵、サラダなどが付くモーニングサービスが盛んな岐阜市は、2020年から4年連続で全国1位を守ってきました。 しかし2024年は5位に後退。地元の喫茶業界では残念な結果と受け止められ、県や市のイベントなどでモーニングサービスのPRを強化したそうです。 その結果、喫茶店の利用回数が増え、今回の順位回復につながったとのことです。

喫茶店でコーヒーを飲む習慣がある人は、認知症の発症リスクが低減する可能性があるとも報じられています。 2月10日のCNNニュースによると、ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の研究チームの発表として、 中年期にコーヒーを飲む人は後に認知症を発症するリスクが18%低下し、紅茶を飲む人は14%低下したという結果が示されました。

カフェインを含まない場合には同様の結果は見られなかったとのことです。 13万人以上のデータを分析した結果であり有効性は考えられるものの、あくまでも観察研究であり、関連性は示せても因果関係を断定することはできないとしています。

もっとも、喫茶店に足を運ぶ人は、外出できる健康状態にあり、仲間と誘い合ってお茶を楽しむことも多いでしょう。 声に出して会話をし、相手の話を理解するという行為そのものが、脳にとって良い刺激になっている可能性もあります。 コーヒーや紅茶を飲むことに加え、会話による刺激も重なることで、より認知症リスクの低減につながっているのかもしれません。

日本には、喫茶店で高齢者同士がおしゃべりを楽しむ文化があります。朝食代わりにモーニングサービスを利用する地域では、地域のつながりや結束力も自然と育まれているのではないでしょうか。

昨年は順位を落とした岐阜市ですが、今年は3位に復帰しました。来年は再び1位を目指すのでしょうか。 一方、東京23区では、働き盛りの世代が朝食代わりや仕事の打ち合わせ、友人との交流の場として喫茶店を利用しているのかもしれません。

1位の名古屋市と3位の岐阜市には約5,000円の差があります。 愛知県一宮市発祥のモーニングサービスは名古屋市でも広く定着し、全国チェーンではなく地元店を中心に朝のモーニング提供が当たり前になっています。 そのため、朝食代わりに喫茶店を利用する人が多いのでしょう。

コーヒー価格の上昇により、喫茶店経営は厳しい状況が続いています。それでも、喫茶店で味わう一杯のコーヒーの価値は変わりません。 もちろん、ご自宅でのモーニングコーヒーでも、同様の健康効果が期待できるかもしれません。

美味しいコーヒーとともに、健やかに年を重ねていきたいものですね。
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2026年2月上旬号 No.557

“ バレンタインのチョコレートとコーヒー ”

早いもので、3日は節分、4日は立春です。暦の上では、もうすぐ春を迎えます。 今月8日には、突然の高市総理による衆議院解散に伴う選挙が予定されています。 雪の積もる地域では投票に行くのも一苦労でしょう。何事もなく、無事に選挙が終わることを祈るばかりです。

そして14日はバレンタインデー。今年は土曜日にあたり、カップルにとっては都合の良い曜日ですね。 近年は義理チョコの習慣も薄れ、「誰かのため」ではなく、「自分へのご褒美」として特別なチョコレートを購入する人が増えているそうです。

チョコレートメーカーの戦略もあり、バレンタインデーは年々豪華で大げさなイベントになってきました。 本来の意味からは少し離れてしまったようにも感じます。とはいえ、チョコレートはやはり美味しいもの。 特にコーヒーとの相性は抜群です。そこで今回は、チョコレートとコーヒーの相性について考えてみたいと思います。

まず、チョコレートの原料であるカカオ豆ですが、最大の産地である西アフリカのガーナやコートジボアールでは、異常気象による干ばつや病害の影響で収穫量が大きく減少しています。 加えて、世界的な肥料代や人件費の高騰、中国やインドなどでの需要拡大もあり、価格は大幅に上昇しています。さらに円安の影響も重なり、前年比で2〜4倍にまで高騰しています。

コーヒー豆も同様の状況にあり、最近では「小売価格の急上昇商品」として、米に次いでチョコレート、コーヒー豆が挙げられることもあります。 どちらも値上がりの激しい商品ですが、その二つを一緒に味わう時間は、まさに至福のひとときです。 チョコレートの甘さと濃厚な舌触りは、コーヒーの苦みとすっきりとした後味によく合います。 紅茶や緑茶では軽すぎて、チョコレートの存在感に負けてしまうように感じられます。

中でも相性が良いのは、エスプレッソやフレンチローストなどの深煎りコーヒーです。 色合いだけでなく、その濃厚さがチョコレートと通じるものがあります。たっぷりの量を飲むのではなく、デミタスカップなどで少量をクッと飲み干すと、よりチョコレートの風味が引き立つでしょう。

チョコレートは一粒が小さいもの。大きなカップでゴクゴクとコーヒーを飲みながらでは、せっかくの良さが分かりにくくなってしまいます。 チョコレートを口に含み、その後にさっとコーヒーを含む――そんな楽しみ方が、どこかおしゃれで素敵ではないでしょうか。 もちろん、チョコレートは一粒だけにしておきましょう。もっとも、一粒が高価なので、たくさんは食べられませんが。

ここで少し、エスプレッソについて触れておきます。イタリア語の「エスプレッソ」は、英語の「エクスプレス(高速)」に由来し、高温・高圧で短時間に抽出するコーヒーのことです。 細かく挽いた豆を使い、一気に抽出することで、濃厚でまろやかなコクと苦みが生まれます。 この点も、チョコレートと共通しています。また、深煎りにすることで苦みだけでなく甘みも引き出されます。 深く焙煎するほど豆がもろくなり、細かく挽けるようになるためです。

最近は家庭用エスプレッソマシンをお持ちの方も増えていますが、一般的なドリップ式ではエスプレッソは抽出できません。 ペーパーフィルターやドリップマシンを使う場合は、フレンチローストの豆を選ぶのがおすすめです。ただし、極端に細かく挽いたり、抽出量を減らしてエスプレッソに近づけようとするのは避けましょう。 ペーパードリップでは、規定通りの挽き具合と抽出量を守ることが大切です。

ご自分へのご褒美に、美味しいチョコレートと香り高いコーヒーを。どうぞ、素敵なひとときをお過ごしください。

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